明治安田生命J1リーグ第5節は・名古屋グランパスvs柏レイソル20日に開催されました。
1-1のドロー決着となった試合を振り返ります。
名古屋グランパスvs柏レイソル「サプライズな両チームのスタメン!」
両チームのスタメンと控えは、サプライズ以外の何物でもありませんでした。
それではスタメンを見ていきます。
名古屋グランパス
GK 1 ランゲラック
DF 6 宮原 和也
DF 2 チアゴ
DF 4 中谷 進之介
DF 17 森下 龍矢
MF 14 仙頭 啓矢
MF 16 レオ シルバ
MF 15 稲垣 祥
FW 11 相馬 勇紀
FW 44 金崎 夢生
FW 10 マテウス カストロ
控えメンバー
GK 21 武田 洋平
DF 13 藤井 陽也
DF 24 河面 旺成
MF 33 甲田 英將
MF 5 長澤 和輝
MF 7 阿部 浩之
FW 9 酒井 宣福
不動の左SB・吉田豊がベンチにも入っていません。
作シーズンから休みなく試合に出続けていたので、スタジアムでサポーターは驚きを隠せませんでした。
怪我の情報が無いので、長谷川健太監督は吉田を休ませた模様です。
変わって入った森下が後半途中からバテてしまっため、吉田の偉大さを痛感させる皮肉が。
柏レイソル側でも、サプライズが待っていました。
柏レイソル
GK 18 キム スンギュ
DF 24 川口 尚紀
DF 25 大南 拓磨
DF 3 高橋 祐治
DF 4 古賀 太陽
DF 2 三丸 拡
MF 28 戸嶋 祥郎
MF 22 ドッジ
MF 10 マテウス サヴィオ
MF 14 小屋松 知哉
FW 19 細谷 真大
サブ
GK 21 佐々木 雅士
DF 44 上島 拓巳
MF 27 三原 雅俊
MF 36 山田 雄士
MF 8 中村 慶太
FW 35 真家 英嵩
FW 38 升掛 友護
ドウグラスの不在に柏レイソルサポーターは悲鳴を、グランパスサポーターは快哉を。
後半は一方的に押し込まれたため、ドウグラスがいれば結果は変わっていたかもしれません。
名古屋グランパススタメンへのサポーターの反応
>柿谷と斉藤見限ってくれるのはデカいわ
(見限っていません。色々な選手を試している段階です)
>チアゴもう復帰かよ
(もともと重症ではありません。丸山不在なのでCBの復帰は大きい)
>柿谷斎藤ベンチ外で甲田ベンチはうれしいな
金崎がどれだけワントップできるか
(ユース代表の甲田への期待は分かります)
>森下がはまれば面白そうだわ
(ランニング能力は高いので、もっと戦力眼を)
>チアゴより藤井使ってやってくれよ
(その通りの展開に)
>後半途中でレオOUT 阿部INで仙頭ボランチにして欲しい
>仙頭ってスタミナありそうなのにいつも途中交代勿体ないわ
>阿部はサイドも出来るから、長澤じゃなくて柿谷ベンチ入れさせて欲しいな
>今日は河面見れそうだな
(残念、見ることはできませんでした)
柏レイソルスタメンへのサポーターの反応
>18名中7名がユース出身っていいね
(ユースで大成したのが本田と吉田だけなので羨ましい)
>ドウグラスもいなくて、中村慶太もベンチだと、また性懲りもなく前に蹴って中谷チアゴに跳ね返される
>ドッジの守備補完&名古屋の球際強い中盤に対抗すること考えてのサチロー起用かな?
良いスタメンだと思う
>スーパーな助っ人だったシュヴィルツォクが全く出れないのかわいそう
(ドーピング疑惑でサッカー活動、全て停止されています)
>そういえば豊スタで勝った事あったっけ?
(2018年の夏以来、負けていません。中村航輔が脳震盪になった試合です)
>勝てれば2位浮上だけど負けても4位のまま
>細谷、小屋松の2トップでアンカーにドッジでいいのかな?
椎橋は怪我。ドウグラスも怪我?
(怪我情報は無いので温存かと)
>前はセットプレーで中谷にやられたしな
>高さは、先発みるとなくなってしまったね
プレスは、ききそうなメンバーだからショートカウンターで先制点欲しい
(予言者現る! 細谷真大の電光石火のカウンターが炸裂!)
>ドッジ入ると中盤の守備負担が厳しい
またバイタルがスカスカになるか
戸嶋と小屋松の攻守の運動量次第かな
(小屋松のスピードに乗ったドリブルは脅威でした)
>スタスタグルの日立台カレーってのに100人以上並んでるのだがそんなに美味いの?
(並みです。ココイチには負けます)
>なんか、仙頭に戸嶋マンマーク付けそうな
(相手にされないほど、仙頭ははまっていません)
試合レビュー
ホームの名古屋は開始1分でマテウスがシュート。
柏もボックス付近へ侵入して押し込むなど、両チームとも積極的な立ち上がり。
6分、柏が敵陣でのボール奪取から速攻を発動。
最後は細谷真大がドリブルから鋭いシュートを放ち、先制点。
早々にビハインドを背負った名古屋。
しかし10分、マテウスの鋭いクロスに金崎夢生が反応。
これは、あと一歩届かず。
そして迎えた18分。
ボックス内で金崎夢生が縦パスを粘って落とします。
すると、マテウスがダイレクトシュート!
美しい軌道を描いたボールは直接、ネットを揺らします。
名古屋が同点に。
その後も両者チャンスを作るも、前半は1-1で折り返し。
後半開始早々、柏は細谷真大のスルーパスに抜け出した小屋松知哉が決定機。
しかしシュートはGKランゲラックが触ってポストに直撃。
60分にも決定的なチャンス。
しかし2度、GKランゲラックが立ちはだかります。
こぼれ球を大南拓磨がシュートし、ランゲラックの股下を通します。
これをチアゴがライン手前でナイスクリア。
押され気味の名古屋はその直後、金崎夢生と仙頭啓矢を下げて酒井宣福と阿部浩之を投入します。
名古屋は63分にも小屋松知哉の決定機を作られるも、GKランゲラックがスーパーセーブ。
67分には相馬勇紀とチアゴを下げ、甲田英將と藤井陽也をピッチに。
勝ち越しゴールは生まれず、1-1のドローでタイムアップ。
グランパス「宮原と金崎のホットライン」
今季の宮原は”バックパス製造マシーン”でした。
前に広大なスペースがあっても、選択はバックパス。
それがこの試合、金崎のポジョニングと溜めを作れる動きに呼応し、果敢に前へパスを出し、クロスを上げました。
同点弾は宮原が中で侵入⇒金崎へパス⇒金崎が倒れながらポストプレー⇒マテウスの芸術的ループシュート。
左SBの吉田が果敢に攻撃参加するので、宮原⇒金崎のホットラインが加われば今季のグランパスにとって大きな武器となります。
ただ、FWが酒井に代わると宮原の攻撃参加に陰りが。
コロナ禍でキャンプが上手くいかなかった=連携面の未熟さが垣間見えてしまいました。
甲田にまだJ1は早い?
ユース代表に選ばれた甲田が途中出場。
しかし自分の役割に迷いがあるのか、ポジョニングと守備の強度が弱過ぎました。
パスをもらってもボールロスト。
途中出場ながら、守備で身を粉にする献身性も見られず。
甲田はフリーでもらって、ヌルヌルしたドリブルを仕掛けると一見の価値ありですが、ボールの刈り所として捉えられると何もできません。
元グランパスの和泉竜司(鹿島ンアトラーズ)が風間監督から「相手のマークを外す天才」と言われていましたが、甲田には「外す」プレーが必須です。
フィジカルも弱いため、J2や湘南ベルマーレで修行を積む方が本人の成長に繋がるかもしれません。
レオシルバが見せた漢気
1985年生まれ、36歳のレオシルバ。
ボランチに入った彼が魅せてくれました。
守備ではボールを刈るよりは、徹底的に相手のパスコースを限定します。
「前へ前へ」のパスは後半途中まではよく通り、レイソルに脅威をあたえ続けました。
後半終了間際には戦車のような突破。
一人気を吐き、健在ぶりのアピールに成功しています。
グランパス「次節はガンバ大阪戦」!
グランパスは4/2(土)14:00「パナソニック スタジアム 吹田」にてガンバ大阪と対戦します。
DAZNにて独占放送されるので、一緒に盛り上がりましょう!
速報!ヴィッセル神戸が三浦淳寛監督と契約解除
楽天ヴィッセル神戸株式会社は3月20日、三浦淳寛監督と3月20日付で契約解除をしたと発表しました。
現在47歳の三浦氏は現役時代に2005年から07年まで在籍。
スポーツダイレクターとして18年~20年9月まで従事しました。
20年9月からは、トップチームの監督に。
昨季はJ1リーグ戦でクラブ最高の3位でフィニッシュしたものの、今季は開幕7試合を終えて4分3敗の未勝利でした。
三浦淳寛元監督コメント
「志半ばですがチームを離れる形になり残念です」
「2018年からヴィッセル神戸の改革に携わる事ができ、現場・フロント・サポーターと一緒に本気で闘えた事に心から感謝しています」
「ヴィッセル神戸を『とにかく強くしたい』、その想い一心で自分の出来る事を全力で頑張ってきた4年と3か月でした」
「1つ1つ思入れ深い大切な時間に感謝が込み上げてきます」
「素晴らしいメンタリティーを持った選手たちと、苦楽をともにしながら一緒に闘ってきた時間は、私にとって宝ものです」
「常に一生懸命頑張ってくれて本当にどうもありがとう」
「そして一緒に闘い支えて下さったサポーターの皆さんに感謝の想いで一杯です」
サポーターの反応
>今年の結果を見ると致し方ない。
ただ、去年の3位とSD時代の仕事ぶりは批判されるべきものでは無い。本当によくやってくれたと思ってる。
タレントが沢山いる中で若手も積極的に起用していたしそこも評価している。
実際中坂や初瀬は三浦監督じゃなければここまで成長しなかったと思う。
>お疲れ様です。今季はボロクソに言われているけど、昨季は良かった。もちろん選手個々の能力も大きいだろうけど神戸を3位にしてくれたことは感謝してもしきれない。
ただ今季は不運が重なったのもあるね。
最初は扇原と汰木が全くフィットせず。守備の要菊池が開幕から離脱、そして戻ってきても調子が良くなく守備が安定しなかった。蛍の調子も上がらず攻撃陣では武藤が怪我をして大迫もリーグ戦では微妙。そこを上手くカバーできるかどうかだったけど出来なかった。仕方ないね。
>フィンク退団の後、緊急避難的にアツが監督に就任したのは致し方ないとして、本当なら然るべき人選を行って監督を他の人物に引き継ぎ、アツはSD職に戻れればよかったんだよね。
それが続投となり、またリーグ3位を結果も残してしまったので禅譲がやりづらくなった。ある意味では様々な歯車が嚙み合わなかったが故の悲劇とも言える。
これでアツがクラブを去ってしまうようだと、一貫性のあるチーム作りにおいては非常に大きな痛手だろう。
もっとも、三木谷がオーナーでいる限り、一貫性、継続性のあるチーム作りなど夢のまた夢なのかもしれないけど。
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