グランパスのFWは人材難でピンチです。
金崎夢生は負傷明けで本調子で無く、2022年シーズンをフルに稼働できるか不透明です。
山﨑凌吾はセットプレーで頼りになるものの、足元の技術やフィニッシュの精度に疑問符がつきます。
そんな状況で、右サイドを切り裂く前田の離脱は得点力やアシスト、下りてきての守備での尽力……これが全て失われます。
グランパスのFWと海外流出の危機
フィジカルが強いポーランド人FWのシュビルツォクは未だにドーピング疑惑で試合に出られるのか不透明です。
さらに相馬直樹や中谷進之介は元々、海外志向が強いため、彼等もまた海外に活躍の場を求める可能性が高いのです。
そしてCBもボランチもできる木本恭生にも移籍情報が浮上。
グランパスの惨状を簡単にまとめると、以下のようになります。
クバ:下手したら半年以上はいない
前田:移籍
相馬:点取れない ガンバ戦以外微妙
齋藤:使えないし高年棒
山﨑:単に使えない
金崎:怪我明けてからずっと不調
マテ:シーズン終盤絶不調
柿谷:やや好調 消極的
マッシモ体制よりも得点の低下は否めず、グランパスは降格の危機すらあす状態なのです。
オランダリーグに旅立ったグランパスの選手
グランパスからオランダリーグに新天地を求めた選手、実は結構います。
・吉田麻也
・小倉隆文
・本田圭祐
・菅原由勢
・前田直樹
このうち、小倉氏はオランダへの”留学”なので割愛していいと思います。
吉田選手はセリアAのサンプドリアに所属しているので、今はオランダにいません。
唯一、菅原由勢だけがAZアルクマールに所属しています。
グランパスとオランダは相性が悪い!?
グランパスとオランダの因縁を2つご紹介します。
小倉隆文はオランダでだけ輝いた
グランパスサポーターは色々と言いたい小倉氏ですが、実はオランダに留学時代は輝きを放っていました。
オランダ2部リーグのエクセルシオールへレンタル移籍し、シーズン途中からの出場で得点王争いに加わる活躍をしました。
結果、何とオランダ1部リーグのフェイエノールトほか数々のクラブからオファーを受けていたのです(!)
しかし、名古屋グランパスからの帰国要請と、メキシコ五輪以来となる28年ぶりの五輪出場を目指す日本サッカー協会、およびU-22日本代表監督西野朗からの代表招集もあり、全てのオファーを断りアトランタ五輪出場のためJリーグに復帰した経緯があります。
帰国早々にファルカン率いる日本代表にも選ばれ、その年のキリンカップでA代表デビューまで果たしています。
フランス戦では途中出場ながら三浦知良とも2トップを組み、エリック・カントナ、ジャン=ピエール・パパン、ディディエ・デシャン、マルセル・デサイーら錚々たるベストメンバーのフランスから劣勢の中、A代表初ゴールを奪うなど大活躍でした。
しかしオリンピックの練習中に右足後十字靭帯を断裂、キャリアは転げ落ちていきました。
そんな不遇もあってか、グランパスからGMと監督要請という異例のオファーを受けてしまったがために、一生消えない汚名を着る羽目になりました。
現在は伊勢志摩FCの監督として再起を図っています。
オランダの名将・フース・ヒディンクに見限られた苦い思い出
後に韓国代表の監督して同国をW杯3位にまで押し上げる名将のヒデインクに、グランパスがオファーを出した過去があります。
監督自身は来日し、試合まで観戦しました。
そして試合中「このメンバーで試合を行うのは難しい」とセリフを残し、呆気なく断れてしまいました。
それでも前田直樹を信じる
いかがだったでしょうか?
菅原選手以外は今一、結果を出していないグランパスとオランダ。
そうであれ、ジンクスは破るためにあります。
全力で前田直樹を応援し、彼が欧州チャンピンオンズリーグに出場できるよう願っています。
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