お笑いタレントでダチョウ倶楽部のメンバーの上島竜兵さんが亡くなりました。
61歳の若さで、自宅で首を吊っているのをご家族が発見したのです。
この事件を報じる報道にショックを受けたという声がたくさん、私の元へ届きました。
最近は俳優の渡辺裕之さんがなくなったこともあり、働き盛りで元気に活躍していると思っていた方たちの突然の自死ということで、実際に面識はなくてもテレビで活動を見て身近に感じていた方には衝撃になります。
身近に感じていた人の死に接した時、どのように心を保ち癒すかについて考えます。
危険な「同一化」
実際に面識がなくても身近に感じている人の自死の場合、気がかりなのが「ネガティブな同一化」です。
上島さんの自死による訃報報道を見て自分もゆううつになったという方はこうしたネガティブな同一化に陥っているリスクがあります。
身近な方の死により、身体的不調をきたしたり、自分も死にたくなったりすることが多くなることがあります。
これがネガティブな同一化です。
特に同じような年代の方にとって衝撃は大きく、コロナ禍の影響が続いたなかで過ごしてきた方は、
「上島さんのように元気そうに活躍している人が急に亡くなるということは、自分などはうまくいくわけがない」
というように感じてネガティブな同一化を起こしてしまうリスクがあります。
対処は「言語化」
まずは「言語化」をお勧めします。
つらい気持ちや悲しみを、言葉に出してみましょう。
例えば。
「実際には知らないけれど身近に感じている人がなくなるとつらいね」
というように、つらさを表現することは大事です。
同じ思いをしている方は多いと思います。
私だって同じく、とても悲しく、つらいです。
ただ「何かあったのか」「コロナ禍が影響したのか」など憶測や詮索をすると、さらに気持ちが落ち込む原因にもなります。
「言語化」が苦手な人へ
上島さんと同年代の男性の方はつらくても我慢して人に助けを求めたりつらいと言えない傾向が大きいといえます。
つらくても平気な顔をして振舞ったり、つらさを紛らわすためにアルコールの力を借りたりすることもありますよね?
私は中々ストレス発散ができず、寝苦しい夜を幾夜も過ごしました。
また年代は異なっても、
「自分には気持ちを抑え込む傾向がある」
と思う方は身体を動かすことも大事です。
言語化が難しい、つまり言葉で表現するのが苦手な方は、身体を動かすことが感情の表現になるからです。
最悪の5月病「自律神経失調症」
上島さんの自死以外にも、知床の遊覧船の事故など暗いニュースが多いですね。
しかも気温が乱高下し、身体が気候の変化に適応しにくい季節です。
また連休明けということもあり、自律神経の調整が難しい時期です。
自律神経の調整がうまくいかないと体調が定まらず身体の不調により心が落ち込むことが多いので体調管理が特に重要です。
この時期に心をケアするために次のような対策があります。
- 深呼吸とストレッチを朝、昼、夜の決まった時間に5~6分ずつ行う
- 朝窓を開けて太陽の光を浴びる
- 散歩したり運動したりする時間を毎日20分ほど作る
- 公園など自然と触れ合う時間を定期的に作る
太陽を浴びよう
太陽の光の「バイオレットライト」は脳代謝に影響し、うつ予防の効果があると報告されています。
晴れ間を利用して戸外を散歩することなどをお勧めします。
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