アントニオ猪木(本名は猪木寛至:いのきかんじ)さんが永眠されました。
享年79歳でした。
アントニオ猪木さんは元プロレスラーであり、また元参議院議員です。
プロレスラーとしての功績は多大な方です。
また参議院議員としては、戦時下で邦人救出を実行したことでも有名な方です。
そんなアントニオ猪木さんも、病魔には勝てませんでした。
しかしお元気な猪木さんは、一体いつから病気にかかっていたのでしょうか?
その闘病記は、壮絶でした。
しかも……猪木さんは何と、退院していたというのです。
国籍発表と盛り沢山の内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
アントニオ猪木さんの病気は、2018年からです。
2018年に腰の激痛で入院を余儀なくされたのです。
時系列でみていきましょう。
2018年:腰痛(手術)
2019年秋:心疾患(2カ月半の入院)
2020年冬:腰痛(救急搬送)
※敗血症及び呼吸不全と診断
2021年3月腸ねん転(緊急手術)
2021年の腸ねん転が原因で、猪木さんはこれ以降、車いす生活を余儀なくされました。
腸ねん転で手術を受け、病気自体はおさまったようですが……。
医療ミスではなかったようなので、副作用というのか……。
未だに”手術”という代物は、多大なリスクを抱えていますよね……。
アントニオ猪木さんの病名は、「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」です。
100万に1人しかかからない難病です。
そして……不治の病です。
日本の患者数は2000人です。
この難病は、体内のタンパク質がアミロイド線維という異常な構造に凝集し、全身の臓器に沈着するもので、寛解はありえません。進行を遅らすことしかできず、重症化すれば死に至ります。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/64b7ed7534ff4d76ec64b6ade7fb49af6ec0d26e
闘病生活の中で体重は激減し、身長も10センチ近く縮んだ。腰の手術や腸捻転など1年間で3度も生死をさまよう状況に陥ったが、その度に立ち上がった。勇気づけられた視聴者からは数多くの激励メッセージが届いていた。
猪木さんはゴミ処理など世界的な環境問題についても興味を持っており「独りでは何もできないけど、これからもメッセンジャーとしてできることをやっていきたい」と語っていた。その思いも果たせぬまま旅立ってしまった。
引用:https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2022/10/01/kiji/20221001s00003000171000c.html
体重の激減も辛いものですが……身長が10㎝も縮む!?
とんでもない病気ですよね。
また頻繁に生死の境をさまようなど、絶句するほど過酷な闘病生活だったのですね。
それでも最後までゴミ処理を問題視する姿……正に”闘将”であります。
「アントニオ猪木は退院していた!」という情報が独り歩きしているようです。
今回の闘病生活では、退院していません。
実は猪木さん、2021年8月に腰の治療で入院しておられました。
この腰の治療が回復して退院したことはあるのです。
何だか、確かにややこしい話ですよね……。
ちなみにこの時、伝説が生まれました。
猪木さんは退院して1週間も経っていないのに、北朝鮮に渡ったのです。
北朝鮮の建国70周年に参加するためでした。
こうした北朝鮮との関係が、次の「国籍問題」と複雑に絡み合ってしまうのですが……。
アントニオ猪木さんの国籍は日本!……と、ハッキリと断定することはできません。
むしろ
「ブラジル国籍では?」や、
「北朝鮮国籍では?」
といった情報があふれ返っています。
なぜなのか、見ていきましょう。
アントニオ猪木さんの国籍はブラジル……と勘違いしている方がおられるようです。
猪木さんは確かにブラジルに移民した日系ブラジル人です(でした)。
そのブラジルで巡業中だった力道山にスカウトされたのです。
しかし猪木さんは日本の政治家になられました。
ということは、日本国籍では……というと、少し厄介な事実があるのです。
「猪木さんの国籍は北朝鮮だ!」
という方が一定数いらっしゃいます。
これには、2つの理由があります。
特に気になるのが「2」だと考えます。
北朝鮮による日本人拉致で、猪木さんは次のように発言しています。
「拉致問題は日本がいい加減なことを言っている」
「2国間の問題を世界を回って訴えてるのはおかしい」
「拉致被害者が帰って来たらみなさんは幸せになるんですか?」
これらの発言の真意は、今となっては分かりません。
故人は絶対に悪く言いたくないので、この辺りでやめておきます。
アントニオ猪木さんは日本人だ!
そう断言できると考えます。
猪木さんは参議院議員=国会議員でした。
国会議員の要件は、たった1つです。
「日本国民で満25歳以上であること」(参議院議員は満30歳以上)
つまり、日本国籍が無いと国会議員になれません。
こう書くと「二重国籍で……」と突っ込む方がいらっしゃるでしょう。
しかし、真相はもう分からないと思うのです。
今はただひたすら、故人の冥福をお祈りするだけでいいと考えます。