「親のくせに子供の人生を支配してんじゃない! 親のあなた自身が子供にとって害悪だ!」
1989年、南カリフォルニアにて「コンサルタント」と「カウンセリング」をバリバリ行っていた「スーザン・フォワード」さんが吠えました。
しかも本まで書いて、これがベストセラーにもなりました。
※アメリカの「カウンセリング」は「日本の歯医者」より数が多いため、身近な存在と言われています。
時は進み場所は変わって、2000年代の日本。
フォワードさんが提唱した「毒にしかならない親め!」という言葉は「毒親」という短縮ワードに変わりました。
この「毒親」という言葉ですが、SNSで掃いて捨てるほどあるトレンド用語かと思いきや、実は被害に合われた方々が数多くおられます。
この記事をご覧になれば「そもそも毒親って何?」という疑問が解消します。
さらに自分の親が「毒親なのかどうか」を測ることができます。
後半は毒親の「トレンド」をご紹介しながら、脱「毒親」の具体的な方法を紹介します。
子供にとって、その存在が「毒」でしか無い親のことです。
毒親のタイプは、4つに分かれます。
「車道に出ちゃ駄目よ!」
誰もが、親に1度は言われたことがあります。
私も4歳の娘と2歳の息子と出かけた時は、 同じセリフを吐いています。
子供が小学校低学年ぐらいまでなら、よく見る光景で、何の問題もありません。
では高校生になっても、成人式を終えても「車道に出ちゃ駄目よ!」と歩道で手を引っ張る親は、マトモだと思いますか?
私の両親は私が交通事故に遭わないように、お守りを買ってくれましたが、その程度です。
高校生以上になっても、車に轢かれないようにと我が子の手を引っ張ったり、怒鳴ったりする親がいます。
そんな親は、 実は子供が交通事故に遭うか遭わないかは、どうでもいいのです。
「親バカ」なんて生温いものでもありません。
「過干渉、統制型」の親は子どもを常に非力な状態に置き、支配するのが目的です。
・自己肯定感が弱過ぎる、ひねくれ者
・承認欲求が強いくせに何もできない、行動する気がない
・無力で社会から奴隷扱いされているので、我が子を奴隷扱いして鬱憤を晴らしてやろう
クズ要素満載ですが「過干渉・統制型」タイプの毒親が最も多いのが現状です。
このタイプの毒親は、こう言います。
「なんで親の言うことが聞けないの!」
「あなたのためを思って言ってあげているの!」
それでも子どもが言うことを聞かないと、こう言います。
「もういい! 死んでやる!」
クズっぷり、ここに極まれり。
児童虐待でおなじみ「養育を放棄する」⇒ネグレクト。
毒親のネグレクトは半端ありません。
育児をサボるどころか、 生活そのものをサボります。
その結果、自宅は打率10割で「ゴミ屋敷」と化します。
この環境で「子どもよ健やかに育て」というのは無理ゲーです。
児童虐待の「身体的虐待」に該当します。
わがままな理由で、とにかく子供を殴ります。
「早くSEXしたいから寝ろ!」と殴ります。
児童相談所が、直ちに一時保護すべき事案です。
精神に疾患を抱えていても、子育てを頑張っている方々はいます。
一方、残念な方もいます。
精神疾患があっても、生活保護を受給して生活を安定させていれば、何の問題もありません。
残念な親は、生活保護の申請すらせず、労働も長続きしません。
結果、子供は貧困のどん底に叩き落とされます。
中学生の時点で、年齢を偽ってアルバイトをするしかありません。
さらにこのタイプの毒親は、男性を取っ替え引っ替えします。
結果「本当の父親が誰か分からない」という地獄が待っています。
毒親の厄介な点は2つあります。
① 根本的な原因が「障害」や「病気」ではなく「性格」なので、治療ができない
② 「毒親育て方」がスタンダードとなり、被害者の子供が親になったとき、子供に同じことをしてしまう⇒負の連鎖
毒親から身を守るために、また自分が毒親にならないために「毒親診断」を行いましょう。
この診断で分かる毒親の特徴は、3つあります。
①子供の気持ちを分かろうとしない
②子供に対して否定的
③隙あらば子供を暴言・暴力で攻撃する
この診断に該当したとしても「自分は毒親だ!」とパニックになる必要はありません。
救いようがない「毒親」は、そもそも診断をしません。
自分の言動は全て正しいと信じて疑わないからです。
診断を受けている時点で、カウンセリングなどの手段で巻き返せる可能性は高いです。
まずは、最寄りの精神科医に相談してみましょう。
「何か精神科を受診するのは恥ずかしい……誰かにバレたら嫌だな」
という声が聞こえてきます。
精神科の敷居を、自分で勝手にあげるのはやめましょう。
私は施設の夜勤で眠れなくなった時、気軽に精神科医に相談して睡眠薬を処方してもらいました。
おかげで、夜ぐっすり眠ることができます。
見栄を張らずに、自分の人生にとって本当の「得」を掴みに行くべきです。
毒親のエピソードは書籍で販売され、インターネットにたくさん転がっています。
その中で生々しく特徴的なエピソードを見ていきましょう。
親に「恋人ができた」と報告する人は、あまりいないかもしれません。
とはいえ、子供に対する親の観察眼はズバ抜けています。
特に毒親は、子供を攻撃したいので観察というより監視しています。
恋人ができた A さんは、母親に平手打ちを食らいました。
「この裏切り者!」
「親が大事なら恋人なんか作らないはずだ!」
理解不能な怒声とともに、 母親はヒステリックになっています。
この毒親の暴力がまずい点は、 平手打ちされた子供が「私が悪いのかな?」と思い込んでしまうことです。
毒親の暴力に、合理的な理由などあるはずがありません。
我が子への嫉妬、と読み取れます。
何より「我が子を服従させたい」「コントロールしたい」と下衆な欲望が透けて見えます。
年頃になれば、お化粧の1つや2つぐらい、したくなるのが人情です。
そのお化粧がたまたまうまくいっただけで、毒親は怒鳴ります。
「あんたなんかに化粧は似合わない!」
我が子を否定して、何か得るものがあるのでしょうか?
親戚の集まりで「最近、綺麗になったね」と褒められても毒親が邪魔をします。
「それは化粧のせいだから!」
そこまでして我が子を貶めて支配することに、一体何の価値があるのでしょう?
無職で生活保護も受けていないのであれば、 貧乏になって当然です。
それは親の怠慢なのですが、 それを棚に上げて、我が子の責任にします。
進学はもちろん、許されません。
「世間体が悪い」という理由で、アルバイトもさせてもらえません。
「貧乏に見える」という理由で、アルバイトもさせてもらいません。
義務教育に必要な文房具代でさえ「金が無い! 文句があるなら出て行け!」と怒鳴り散らします。
出ていきましょう。
児童相談所に相談すれば、児童養護施設に入所できます。
愚かな毒親に付き合って、人生を消費する必要はありません。
「毒親を介護するなんて、気が知れない」
そうは言っても、毒親の元で育つと「家族が一番大切」と刷り込まれてしまいます。
その「刷り込み」が無かったところで「老いた親」との対峙は避けて通れません。
親が死んだら死んだで、 葬式や相続が待っています。
介護が必要になったからといって、毒親の元へ戻るのは悪手です。
思い切って「家族代行業」を利用するのも1つの手段です。
普通に介護保険を利用しても、ケアマネージャーから山のように電話かかってきます。
一般社団法人LMN(Life・Medical・Nursing)では、高齢者が介護施設に入所する際、第一連絡人になってくれます。
こうした「家族代行業」を利用して、「家族じまい」を行うのが最善手です。
DVと同じで、ダラダラ人間関係を続けても、 体と心が消耗するだけです。
さっさと「家族」という社会的鎖を断ち切った方が、自分らしい人生を送れます。
「親」といえど、他人です。
私がお勧めするのは、何の役にも立たない民間資格ではなく、生活費を稼ぐことができる資格をとって就職することです。
この資格を取るためには、義務教育を終えて通信でもいいので、高校を卒業しておいた方がいいです。
そもそも憲法で認められた義務教育を、親が阻める道理はありません。
児童相談所へ相談するのが1番です。
しかし親の目が怖ければ、無料で不登校が相談できて、不登校を3週間で解決する逸高等学院の利用を検討しましょう。
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逸高等学院などのサービスを利用して、高校を卒業できたら、一生モノの国家資格を取りましょう。
その資格は私も取得を目指している「電気工事士」です。
全く人手が足りておらず、AIの発達や宇宙技術の国際間競争が激しさを増す現代において「電気」の需要は高まるばかりです。
毒親から避難するにあたって、生活の基盤作りは必須です。
ポート株式会社では就職エージェントと相談しながら就職と転職先を決められるうえ、早ければ1週間で内定をもらえるので、日本全国へ避難できます。
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毒親は変えられないかもしれませんが、あなた自身は変えられます。
一人で抱えることなくカウンセリング=最寄りの精神科医を受診しましょう。
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