水上レストランの沈没はわざとであることが判明しました。
この水上レストランはその名を「珍宝王国(ジャンボ・キングダム)」といいます。
中国・香港で1976年に開業され、観光名所としても名高い水上レストランです。
オーナーは「香港仔飲食企業有限公司(アバディーン・レストラン・エンタープライゼス)運営会社」です。
このオーナーがは今月20日、店をえい航中に、南シナ海で沈んだと声明を出しました。
この声明については当初から「わざと沈めた」と疑う声が多数ありました。
しかし、実は転覆しただけだけであることが判明したのです。
ところが、事態は二転三転し、業者はこの水上レストランをわざと沈めることが計画だと発表しました。
すごくややこしい話になってきたので、この水上レストランはそもそも何ぞや?から解説していきます。
水上レストラン珍宝王国(ジャンボ・キングダム)とは?
水上レストラン珍宝王国(ジャンボ・キングダム)とは、中華料理のレストランで文字通り、水の上に浮かんだ船です。
2艘の船から成り立っています。
香港に来た観光客が必ず立ち寄るほどの観光スポットにもなっていました。
また、トム・クルーズさんをはじめ、有名人御用達のセレブな水上レストランです。
この水上レストランを利用した有名人は、以下のとおりです。
- エリザベス2世
- ジョン・ウェイン
- チャド・ガービン
- デヴィッド・ボウイ
- グウィネス・パルトロー
- チョウ・ユンファ
- スティーブンチョウ
- コン・リー
水上に浮かぶ巨大なレストランに、客は船で向かいます。
美味しい料理がまっていますが、料金はとても庶民が払える額ではありません。
そんなセレブな水上レストランでもコロナ禍には勝てず、2020年に営業を停止していました。
水上レストランの画像

水上レストラン画像1
引用:mainichi.jp

水上レストラン画像2
引用:xtech.nikkei.com

水上レストラン画像3
引用:www.jiji.com
水上レストランわざと沈没させた!
この水上レストランが沈没した際、「わざとだ!」という情報が駆け巡りました。
この理由については3つあります。
使い道が決まっていなかった
この水上レストランは、使い道が決まっていなかったのに、運ばれたのです。
通常、あれだけ巨大な船なら次の使い道や持ち主が決まり、その目的のために運ばれます。
それが決まっていない段階で運んでいる時点で「沈没はわざとだ」と言われても仕方ありません。
費用がかさむ
この水上レストランはそもそも、営業が赤字でした。
そのため、2020年に営業停止していたのです。
これだけ巨大な船だと解体費用が相当かさんでしまいます。
そのため、東シナ海の水深が深い箇所まで動かし、わざと沈めた計画のようです。
こうした船の処理は、実は東シナ海では何度も行われてきた歴史があるのです。
水上レストランは転覆しただけ
今月24日になると、地元メディアが「水上レストランは沈んでいない」と次々に発表しました。
実はこの水上レストラン、2メートルほどの高波に襲われて船体の一部が損傷しました。
そして、船の左側が浸水してしまいました。
しかし、水上レストランは沈没せずに今も水上を漂っているのです。
業者は沈没させる
業者はしかし、意地でもこの水上レストランを沈没させる気でいます。
業者は中国メディア・有線電視に次のように語りました。
「引き揚げ作業をするのは不可能だ。この船がとても有名なことは知っているが、船の所有者と保険会社は海底に沈めることを計画している」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba8ea3b7c41fd77e76a783e63a6aae5b172c3e89
この発言から分かることは、持ち主は当初から水上レストランをわざと沈める計画で、業者を雇ったということです。
長年、愛されてきた水上レストランだけに、最後は大切に送り出してほしいものです。
コメント