小説

「名探偵のままでいて」は第21回このミステリーがすごい大賞を受賞した日常系ミステリーです。 殺人は基本的に起こらず（例外あり）、ほのぼのテイストなので、ライトな読者層にお薦めできます。 とはいえ、本格ミステリーの王道である”安楽...

プリンシパルは”このミステリーがすごい！2023年版”の5位に選ばれた名作です。 しかしミステリーというよりは、ノワール（暗黒）小説の趣が強い作品です。 バリバリのヤクザもので、残虐シーンもあるため、読者を選ぶ作品でもあります。...

小説「爆弾」は、2023年”このミステリーがすごい”大賞＝第一位に選ばれました。 作者の呉勝浩先生は、江戸川乱歩賞受賞で一波乱も二波乱もあった規格外の方です（後述します）。 爆弾はこのミス一位に相応しいミステリーにして、群像劇、...

小説ゾンビ3.0は日韓同時刊行されたバイオホラーにして傑作のミステリー小説です。 「パラサイト・イヴ」の瀬名秀明先生が「これはパラサイト・イヴの2.0だ！」と発言したことで有名になりました。 題名どおりゾンビがテーマなのですが、...

「名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―」は、白井智之先生の作品で今年一番のミステリーです。 何と解決編だけで、150ページのボリュームがあるんです。 その解決編も、全てに伏線がある＝怒涛の伏線回収ラッシュが待っています。 ...

YouTuberの雨穴が書いたミステリーホラー小説「変な絵」のあらすじやネタバレをご紹介します。 この作品の感想を一言で表せば”狂った母性愛”となりますが、それだけにとどまりません。 雨穴はデビュー作「変な家」で見せて魅せた”伏...

辻堂ゆめ先生は東大を卒業した小説家です。 辻堂先生は、第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞してデビューした本格派です。 そんな辻堂先生待望の新作「君といた日の続き」は、共に生きる喜びを描き切った傑作としてブレイク...

「透明な螺旋」は東野圭吾先生のミステリー小説で、ガリレオシリーズ第10作です。 主人公はお馴染みの湯川学です。 物理学者の湯川が、警察お手上げの難事件に挑みます。 とはいえ、刑事の草薙と内海も鋭い観察眼は発揮しています。 ...

「此の世の果ての殺人」は第68回江戸川乱歩賞の受賞作です。 本作は次の”特殊設定”で話題になりました。 ・小惑星「テロス」が3ヶ月後に落ちてきて、人類は滅亡する ・それなのに、主人公は自動車学校で免許を取ろうとしている ・人...

城塚翡翠（以下、翡翠）は相沢沙呼先生が生み出した名探偵です。 翡翠は次の３作品で主役です。 ・medium 霊媒探偵城塚翡翠 ・invert 城塚翡翠倒叙集 ・invert II 覗き窓の死角 このうち「medium ...