湘南戦で逆転勝ちしたグランパスは4/10(日)15:00、豊田スタジアムでコンサードレ札幌を迎え撃ちます。
6試合連続の引き分けだったコンサードレは鳥栖に完封の5点差で負け、ヴイッセル神戸や湘南と並ぶ降格候補です。
同じく降格候補であるグランパスにとって”6ポイントマッチ”となる今節は絶対に負けられない戦いとなります。
そんなコンサードレ戦の予想スタメンをはじめ、サッカーの旬なニュースをお届けします。
予想スタメン
注目のスタメンですが、両チーム入れ替えは無いと予想。
グランパスは前節同様、チアゴに代えて中谷を起用すると予想。
対するコンサードレも練習から取り組んでいる3バックは崩さないでしょう。
名古屋グランパス
GK
ランゲラック
DF
中谷進之介
宮原和也
藤井陽也
吉田豊
MF
仙頭啓矢
稲垣祥
レオ・シルバ
マテウス・カストロ
相馬勇紀
FW
酒井宣福
コンサードレ札幌
不動心の守護神・菅野と札幌魂・金子は不動のスタメン。
ミシャの教え子である興梠もスタメンでしょう。
黄金期のグランパスのようにシャビエルを右サイドで使われると厄介ですが、スタメンに固執するミシャでそれは有り得ないと予想します。
GK
菅野孝憲
DF
田中駿汰
福森晃斗
宮澤 裕樹
MF
菅大輝
高嶺朋樹
ルーカス・フェルナンデス
深井一希
金子拓郎
駒井 善成
FW
興梠 慎三
プレビュー
攻撃を最優先させる両チームなだけでに、早い段階でスコアは動きます。
相馬とマテウスが3バックの両サイドを突ければ、勝ち目はあります。
負傷上がりの吉田と右SBを争う森下と宮原、さらにCBとスタメンが流動的なグランパス。
もろいDFラインの裏を取らられば、呆気なく勝負が決まるリスクを抱えます。
ポゼッションに優れたコンサードレが相手なので、レオシルバ・稲垣・仙頭の3人がボールを握れるのか・・それがこの試合の最も重要なポイントです。
また鳥栖のように興梠慎三を抑えられれば、試合を制するのは・・そんな試合になります。
長谷川健太監督インタビュー「ペトロビッチは尊敬しているが勝つ」
大一番を前に、長谷川監督は「勝つのが一番の薬」と強調します。
「こういう連戦は一戦一戦で全く状況が変わってしまう」
と、逆転勝利にも油断はありません。
「(過密日程での連勝は)すごく大事な要素。
何が疲れるかといったらメンタルの疲れが体にくる。
勝っていればメンタル的に非常に良好な状況でやれるわけだから、それが一番の薬」
勝利にこだわる監督の真価が問われます。
「ずっとやっていたことが、試合の中で表現できてきた。
出し手のところが改善されてきている」
2日のG大阪戦・6日の湘南戦、そして札幌戦と中3日で3試合ながら、あくまで勝ちにこだわります。
「もう一歩のところを仕留めきると、また変わってくる」
先制点が鍵との認識です。
札幌のペトロビッチ監督はJ1通算217勝。
同220勝の長谷川監督。
「非常に尊敬している監督の1人。
全てを出し切って戦っていきたい」
過密日程を味方につけたグランパスに注目です。
ガブリエル・シャビエルに最大級の警戒
長谷川監督はコンサードレのキーマンにシャビエルをあげました。
5年間、グランパスで活躍したブラジル人の司令塔であり、昇格の立役者です。
「テクニックもシュートも周囲も使える選手。
名古屋への思いも強いし、そういう選手は気をつけないといけない」
「シュヴィルツォクがいない攻撃陣」ファミリーの反応
ファミリーの反応を聞くと、やはりシュヴィルツォク不在の決定力不足を嘆く声が多数あります。
>シュヴィルツォクが帰って来れないようでは厳しい
>シャビエルは故障する前ほどキレが無い
>札幌もミシャの為にいい加減勝ちたいだろう
>札幌は暑いのが弱い
>阿部をスタメンで使ってほしい
>繋げるサッカーで翻弄されそう
>決定力が無い
吉田豊インタビュー「柿谷でも仙頭でもマテウスでも」
左サイドバックの吉田は
「1対1になったら絶対抜かれない」
と決意を語ってくれました。
「当たり前かもしれません。
でも、抜かれないことを絶対にしたい。
それは今年とかここにいる間とかじゃなく、サッカー選手としてやっている限りは突き詰めたい。
強さとか、絶対1対1で負けないというのは譲れない」
左WGの相棒はFWマテウス、FW相馬、そして前戦はMF仙頭と日替わりです。
「本当に全員タイプが違う」
と苦笑いする場面も。
「その選手の長所を引き出すために自分が駒となって動くという感じなので。
いつも前の選手を見て動いている」
不動の左SBは監督交代でも動じずにプレーできています。
「マッシモ体制のよう、より犠牲心をもって固い守備を。
DFライン中心に、前の選手もそういった意識を強く持っていければ」
絶対の自信を持つ1対1で、吉田がグランパスを勝利に導きます。
ガブリエル・シャビエルは抑える
その吉田豊(32)は、昨季までチームメートだった札幌のガブリエル・シャビエル(28)への思いを明けます。
シャビエルとは3年間、一緒にプレーした仲間。
左サイドバックとしてマッチアップする可能性があります。
「一緒にやっていたからこそ仲間という意識はあるけど、負けたくない気持ちはものすごくあるので。
相手に不足はないので、楽しみながら止めたい」
「大天使」と評された元グランパスの助っ人を相手に一歩も引かない覚悟です。
「守備は難しいが、僕がもしはがされても、他の選手がしっかりカバーすることをしっかりやれば問題ないかなと思う」
グランパスU―18の5選手を2種登録
U―18の5選手を公式戦に出場可能な「2種登録」にしたと発表した。
10日の札幌戦から出場可能です。
選手は以下のとおりです。
〇高校3年
GK北橋将治(きたはし・まさはる、17)
MF宇水聖凌(うすい・せいりょう、17)
〇高校2年
MF鈴木陽人(すずき・はると、16)
MF内田康介(うちだ・こうすけ、16)
DF大田湊真(おおた・そうま、16)
甲田英将インタビュー「パリ五輪は狙う」
名古屋グランパスで今季、U―18から昇格しJ1デビューしたMF甲田英将(18)。
そドリブル突破で、早くもファミリーから熱視線が。
そんな甲田は、パリ五輪を目指すU―21日本代表に3月末に選出されました。
甲田の学生時代
「サッカーは2歳上の兄がやっていたので4歳からですね」
「小中学校の頃、自主練を毎日2時間やりました。
中学生のときは、マーカーを置き去りにしてドリブルで抜いてました」
「子どもの頃から両足を使ってドリブルしてました。
それで細かいドリブルになりましたね」
「足は両利きです。
父親に『両足使った方が良いよ』と言われて、練習してましたから。
高校ぐらいで、右足をけがしたときに左足でいっぱいボールを触ったのが良かったです。
手は右利きです」
「体格に優れた選手との対戦が増えてくると思うので、自分の技や相手の逆を取ることで乗り越えたいです」
「(Uー21は)結果を残せなかったのは悔しい部分ではあったんですけど、ドリブルがうまくいったり、相手のフィジカルに押されてボールを失ったり。
いい経験になりました」
甲田のパリ五輪
「相馬選手は東京五輪に出て、A代表にも絡んでいて目標にしています。
自分もパリ五輪を狙っていきたいです」
甲田の愛着と夢
「背番号18はU―18の時、2年間付けました。
相馬さんに『自分が11番付けたいです』って(笑)。
『自分がいなくなるときはヒデ(甲田)を推薦するわ』
って言ってもらえました(笑)」
「夢はメッシが好きだったんで、スペインでプレーすることです。
左足のカットインはずっとまねしています。
高校時代は、試合前は動画見て、自分にイメージ付けするのをルーティンにしてました」
「髪型ですが高1、高2と角刈り角刈りといじられ続けて。
今通ってる美容院に、髪伸ばしたらサラサラになるかもしれないと言われて。
ヘアオイルは使ってます。
毛量が多いので、めっちゃすいてもらってます」
甲田英将(こうだ・ひでまさ)とは?
2003年10月2日生まれ。
三重県四日市市出身の18歳。
東海学園高卒。
167センチ、61キロ。
小学5年からグランパス下部組織で育ち、高校1年時にJリーグに出場可能な2種登録された。
名前の「英」の字は、イタリア・セリエAなどで活躍した元日本代表MF中田英寿にちなむ。
家族は両親と兄。
好きな寮の料理はカレーと唐揚げで、好きな母の手料理はスコーン。
コメント