シンウルトラマン映画感想「怪獣は使徒」長澤まさみ巨大化は庵野秀明の愛

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シンウルトラマン映画感想怪獣長澤まさみ巨大化

シンウルトラマンを映画館で観たので、感想をご紹介します。

結論を言うと「怪獣は使徒。けれどラストは感動した」です。

さらに感想としては、「長澤まさみさんの巨大化」は庵野秀明さんの「長澤まさみ愛」に満ちていました。

シンウルトラマンの続編「シンウルトラマン2」のニュースや長澤まさみさんの最新写真集に関わるホットな話題も調査してみました。

シン仮面ライダーへの期待(不安)と合わせて、ご覧ください。

※ネタバレ全開なので、ご注意ください。
※この記事は3分で読めます。

シンウルトラマン怪獣の感想「お粗末」

シンウルトラマンは113分の上映時間ながら、8体の怪獣が現れます。

「人間にしか見えない……」という“外星人”3体を合わせれば、計11体にもなります。

怪獣の内訳は以下のとおりです。

  1. ゴメス:巨大不明生物
  2. マンモスフラワー:巨大不明生物第2号
  3. ペギラ:巨大不明生物第3号
  4. 飛翔禍威獣 ラルゲユウス;敵性大型生物第4号
  5. 溶解禍威獣 カイゲル:敵性大型生物第5号
  6. 放射性物質捕食禍威獣 パゴス:敵性大型生物第6号
  7. ネロンガ:禍威獣第7号
  8. ガボラ:禍威獣第8号

外星人の内訳は以下のとおりです。

  1. ゾーフィ:ウルトラ一族。光の星から来た使者。
  2. ザラブ:人間を根絶やしにしたい悪党。
  3. メフィラス:人間を生物兵器にしたい悪党。


ちなみにウルトラマンは「外星人」になります。

原作でウルトラマンを唯一倒した「ゼットン」も登場します。

ですが、庵野秀明の「時短」主義(※)により、タイマン張るわけではなく、「天体制圧用最終兵器」として、地球外からドラゴンボールの元気球みたいな代物をブッ放します。

※庵野秀明の時短主義:「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、庵野秀明は「シンゴジラ」の撮影において「役者の演技がアジャパーでも問題ない。早口でセリフ喋らせて撮るから」と言っています。さらに「上映時間が短縮されたけど、問題ない。やっぱり役者を早口で喋らせるから」とも言っています。シンウルトラマンでも時短は顕著で、演者も字幕もビックリするぐらい早いです。早過ぎて見られません、聞こえません。


一体目のゴメスはお粗末でしたが、我慢できました。

シンゴジラの1形態目もお粗末でしたから。

ところで、一体目のガボラでずっこけたことがあります。

それは、その容姿が完全に「エヴァンゲリオン」の使徒になっていた点です。

「まさか……」と思いながら、我慢して観ていましたが、外星人ザラブ辺りでスッパリあきらめがつきました。

庵野秀明「製作費カットのため怪獣は手抜き」

「庵野秀明、怪獣の造形は手を抜きましたね?」

実際、その通りなのです。

庵野秀明は制作費を安く抑えるため、シンゴジラのCGを流用しています。

後述しますが、CGを流用してもシンゴジラのような圧倒的な破壊力と絶望感を出せればよかったのですが、無理な話でした。

ですが、この点は仕方ありません。

ウルトラマンは「ヒーロー物」であり、ゴジラは「破壊王たる怪獣そのもの」という差がありますから。

要はシンウルトラマンは子どもにすり寄るしかなく、ゴジラは大人目線で映画を作っていい――これだけの差があれば、怪獣比べで迫力に差が出るのは仕方ありません。

しかし、なぜかラストは感動しました。

シンウルトラマンの監督は樋口真嗣です(庵野秀明は脚本・企画・編集。実質的には監督ですが)。

樋口真嗣といえば、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」で大ゴケした監督です。

樋口真嗣「進撃の巨人」に寄せた

シンウルトラマンで、樋口真嗣の悪癖が出ました。

樋口真嗣は浮遊感を描くのに最悪の監督です。

それは進撃の巨人で立証されたのに、シンウルトラマンでもやたら浮遊感を出そうと、とにかく飛びます。

全てダダ滑りでした。

それでも、何度も言いますが、ラストはジーンと感動させられました。

庵野秀明と樋口真嗣「奇跡のハーモニー」

樋口真嗣は人間ドラマを淡々と描きます。

しかし、業の深さもまたキッチリと描きます。

そのドラマ作りの手腕が庵野秀明の「セリフは早口で」のとにかく早いストーリー展開と奇跡のコラボを見せて、ラスト、斎藤工に長澤まさみや西島秀俊が呼びかけるシーンに余韻をあたえています。

怪我の光明的なハーモニーです。

庵野秀明と樋口真嗣は超名作「王立宇宙軍 オネアミスの翼」にすでにコンビを組んでいます。

オネアミスの翼のラストもベタッとしていない淡々とした終わり方だからこその、不思議な余韻を楽しむことができました。


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案外、庵野秀明はこれを狙って、樋口真嗣に声をかけたのかもしれません。

シンウルトラマンはシンエヴァンゲリオンに勝てるか?

シンウルトラマンの怪獣はそのまんま、シンエヴァンゲリオンの使徒でした。

では、敵の見た目が同じなら、クォリティーも同じになるのでしょうか?

残念ながら、映像の美しさは圧倒的にシンエヴァンゲリオンの勝利です。

アニメと実写の差は、確かにあります。

庵野秀明が意図して、シンウルトラマンは“ザラザラ”した作りにしたのも理解しています。

それを差し引いても、映像とアクションの迫力、カタストロフィはシンエヴァンゲリオンに軍配が上がります。

最も、シンエヴァンゲリオンは四半世紀の積み重ねがあるので、この勝敗でシンウルトラマンを批判する気は毛頭ありません。

問題は、シンウルトラマンがシンゴジラに敗れてしまった点なのです。

シンウルトラマンはシンゴジラに勝てるか?

シンウルトラマンはもう一作、先輩(パイセン)と戦う運命です。

そう、「シンゴジラ」です。

シンゴジラは興行収入が82.5億円ですから、シンエヴァンゲリオンの1000億円ほどまではいきません。

ではシンウルトラマンにとって、戦いやすい相手だったのでしょうか?

「シンゴジラ」大災厄に相応しいディザスタームービー

シンゴジラは、「人類への大災厄」たるゴジラでした。

ゴジラの第一形態こそ、お粗末怪獣でしたが、最終形態(フリーザーみたい)は、身震いがするほどの迫力でした。


具体的にどういった点でシンウルトラマンがパイセン「シンゴジラ」に敗れ去ってしまったのでしょうか?

日本崩壊の危機感はあったか?

シンゴジラでは、日本が崩壊寸前まで追い詰めれます。

シンウルトラマンも、世界が地球が滅びる直前までストーリー上は追い詰められますが、危機感はありません。

シンゴジラはきちんとゴジラが日本を追い詰めています。

対してシンウルトラマンは、終盤にひょっこり出てきたゼットンが「元気をオラに分けてくれー!」と元気球を打つ程度です。


巨大ビルは破壊されますが、物が壊れただけで、人命に影響はありません。

だから長澤まさみが巨大化して、ビルを裏拳で粉砕しても、それほど苦情は出ません。

セクハラだと苦情は殺到しているようですが。

長澤まさみシンウルトラマン連ドラ内定で結婚!元彼激怒!美し過ぎる!

ここでも怪獣をお粗末に描いた悪影響が出てしまっています。

怪獣が中途半端なので、破壊に迫力がありません。

それが原因で、映画の緊張感を損なってしまっています。

「中途半端」といえば、あの部隊の描き方も中途半端でした。

シンウルトラマンの敗北「自衛隊が中途半端」

シンゴジラでは、大災厄の怪獣のとにかく自衛隊が立ち向かいます。

ゴジラ映画では、自衛隊こそが主役なのです。

それは、シンエヴァンゲリオンでも同じです。

庵野秀明は自衛隊へ最大限のリスペクトを払っています。

ところが。

シンウルトラマンでは、自衛隊の描き方がとにかく中途半端に終わり、結果、迫力と感動が半減しています。

シンウルトラマンでは、怪獣に立ち向かうのが、西島秀俊・斎藤工・長澤まさみが所属する謎の組織なので、自衛隊が脇に追いやられてしまいました。


自衛隊は夏ドラマ「テッパチ」の舞台でもあり、日本中が注目しているので、惜しいことをしました。

夏ドラマ「テッパチ!」みどころとあらすじ【画像】豪華キャスト紹介

ウルトラマンという原作がある以上、止むを得ない部分はあります。

いや、むしろ、原作ではほぼ活躍しない自衛隊を取り上げるだけ、庵野秀樹のファインプレーと言えるでしょう。

長澤まさみ「巨大化」は庵野秀明の愛

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に取り上げられた庵野秀明は、「シンゴジラ」の撮影中、こう明言しています。

「役者が早口でもいいの。早口で喋らせるだけだから」

さらに上映時間が短縮されると決まっても焦らず、

「役者に2倍の早さでセリフ言わせるからいいの」

と余裕しゃくしゃくでした。

ところが。

シンゴジラはそれでも良くても、シンウルトラマンでは、そうはいきませんでした。

庵野秀明「長澤まさみ>石原さとみ」

シンゴジラのヒロインは石原さとみでした。

石原さとみはCM女王ですが、芝居はからっきしです。

実際、シンゴジラ唯一の(自粛)。

長澤まさみは日本一の女優なので、そうはいきません。

それでも上映時間は112分なので、役者は当然、早口です。

庵野秀明は60を超えて、気遣いができる男になりました。

これが大名作「王立宇宙軍 オネアミスの翼」で見られていれば(自粛)。

そんな気遣いができる男になった庵野秀明にとって、長澤まさみは30歳を超えたといえ、綾波レイに等しい、眩しい存在となりました。

庵野秀明「長澤まさみ巨大化」は綾波レイ「愛」

庵野秀明は長澤まさみを気遣い、冗談としか思えない「長澤まさみの巨大化」を実行しました。

原作でも女優は巨大化しますが……長澤まさみの巨大化は、何かのCMくさい安っぽさがありました。

長澤まさみの巨大化には、庵野秀明の愛が詰まっています。

シンエヴァンゲリオンで巨大化したのは、綾波レイでした。

冗談のようなシーンですが、不器用男・庵野秀明の愛が詰まっているのです。

米津玄師vs宇多田ヒカル「シン主題歌」決戦の行方

シンウルトラマンは、vsシンゴジラ、vsシンエヴァンゲリオンの他にもう一つ、対立軸を持っています。

それが「シン主題歌」対決です。

比べるのは気の毒ですが、触れないわけにはいかない「米津玄師vs宇多田ヒカル」です。

つまり、「M八七」vs「One Last Kiss」です。

軍配は当たり前のように「One Last Kiss」に上がってしまいます。

「M八七」は心折れない

この二曲を比べるのがなぜ、気の毒かというと、M七八が劣っているわけではない点です。

それでも勝敗は簡単に決してしまいます。

「シンエヴァンゲリオン」のラストは四半世紀続いたアニメ大作に相応しい、気持ちいい終わり方でした。

メッセージ性も強かったです。

翻ってシンウルトラマンは、これからの映画です。

であれば、ラストの余韻でシンウルトラマンはシンエヴァンゲリオンに絶対に勝てません。

M七八という曲そのものが「One Last Kiss」に劣っているわけではありません。

むしろ、米津玄師がよく引き受けたな、冒険だったよな……これが率直な感想です。

「シン主題歌」決戦は、シンウルトラマン2での巻き返しに期待です。

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シン仮面ライダーは不安しかない

シンウルトラマンの怪獣作りを観た後では、シン仮面ライダーは不安しかありません。


庵野秀明が、仮面ライダーの怪人で手抜きを行うと、「シン~」史上初の大ゴケすら有り得ます。

映画ファンとして、最後に一言。

「庵野秀明、頑張れ!(手は抜くな!)」

「仮面ライダーの襟足長過ぎだぞー!」

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